重症急性呼吸器症候群の特徴と予防法

感染症の中で世界的に大流行したことがあるのが、重症急性呼吸器症候群、別名をSARSというものです。

重症急性呼吸器症候群は、インフルエンザに良く似た症状を引き起こすウィルス感染症で、2002年に中国で発見されてから1年ほどで、世界中に大流行が起こりました。

症状は、ウィルスに感染してから10日ほどの潜伏期間があり、初期症状は一般的な風邪のような感染症に似た症状、発熱や頭痛、悪寒、筋肉痛などが見られます。

インフルエンザとの違いとして、鼻水やのどの痛みはないことが挙げられます。

初期症状が現れてから、1週間ほどの間に、乾いた咳と呼吸困難になることがあり、重篤な状態になると死亡する可能性もあり、世界的に大流行した当時は8500人もの死亡者が出たと記録されています。

適切な治療と安静を保つことにより、通常は、2週間以内には回復することがほとんどだと言われています。

重症急性呼吸器症候群に感染した患者は、通常、微生物が空気中へ拡散しないように換気システムが整った病室に隔離され、適切な処置を受けながら回復を待つことになるそうです。

感染経路はインフルエンザなどと同様で、感染者との接触、咳などによって飛沫したウィルスに感染することがほとんどのようです。

重症急性呼吸器症候群と診断するためには、ウィルスを確認するためにレントゲン撮影をすることがほとんどで、場合によっては、感染者の鼻やのどから分泌物を採取することもあるそうです。

重症急性呼吸器症候群を予防するためには、マスクの着用が1番だと言われています。

重症急性呼吸器症候群を疑われている人と接触する際にはマスクを着用し、接触後に重症急性呼吸器症候群の症状が無いかどうか、注意する必要があります。

もしも何の症状も無ければ、通常の日常生活を送って良いのですが、少しでも頭痛や発熱など、疑わしい症状がある場合には、医療機関を出来るだけ早く受診することがおすすめです。